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むしとり日記2

虫と遊んだ日記です。新たに”2”スタートしました。
by shimabito2
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クロツバメシジミ@甑島・鹿児島県

5月1.2日 ゴールデンウィークのメインイベントの甑島に行ってきました。前々から行ってみたいと思いながら、アクセスが悪く実行していなかった島です。クロツなら、他の種も兼ねて秋と言うのが一般的ですが、ウミクロツ実行中なので、勢いで行ってしまいました。

1日の夜中(早朝)、眠い目をこすりながら出発です。ガソリン満タン、眠気覚ましのドリンクをぐっと飲んで、高速を南下します。時間は余裕を見ているので、ゆっくり走れます。

なんやかやで、港に到着。家から4時間30分でした、ふぅ~。さて、チケットは何処でかうんやろうと見回しても誰も居ません。出港まで30分程度なんですか、妙に静かです。船の掃除をしている人を見つけて尋ねてチケット売り場を確認、購入できました。
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高速船と言っても、石垣の離島便と比べて、とっても大きな船でした。26.5ノットで走行すると船中でアナウンスしていました。ほとんどゆれず、あまり早くないのか、眠っていたからなのか不明です。揺れに備えて真ん中の席に座ったのですが、心配は無用でした。

福岡を出発したときは風が強いものの星が出ていたのですが、鹿児島は曇り、甑島はこんな感じでした。まさに、暗雲が垂れ込める・・・・・
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そんなことを行っても、着たからには目的達成に向かって直進あるのみ。今回のホテルはネットで検索して決めた、港の目の前、レンタカーもやっています。チェックインして車に乗り込み、まず初めに長目の浜を目指します。ここの場所の説明は、これです。看板を撮影してきました。
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展望台からの長目の浜です。上甑の一番の目玉(景色的に)ではなかろうか?と思っています。
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浜に下りて、何処におるんやろか?と探索開始、海岸線に出たとたん、タイトゴメとツメレンゲが生えていました。どちらを食っているかは知りませんが、これはおる!と思わせる十分な量が生えていました。
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後は歩いて、クロツを見つけるだけと軽石と丸石がごろごろして歩きにくい海岸線を歩きます。
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この頃は薄日が時々さし、気温も高く、おるんやったら絶対飛ぶと思うに十分な条件でした。私の中のクロツのイメージは、好適な発生地であれば、そんなにその場所を離れず、ちらちら飛んでいるはずです。海岸線をずーーーと歩きましたが、ええ感じです。しかしながら、クロツは居ません。ええ加減歩いたので、復路に期待しましたが、結局見ることはできませんでした。何かが違います。

ここは、いったん諦めて次に移動です。
車をパーキングに止めて、食草は何処と見渡すと、がれた崖に生えています。これが生活環境なんだなと納得しました。もろい岩盤の崖は、他の植物が生えることができず、乾燥に強い多肉植物の環境になるのでしょう。
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ここには、おる、間違いなし!と崖にへばりついて見て歩きます。滑ってひざをぶつけ、さらに石に膝蹴りを食らわせて負傷してしまいました。さらに滑って、背中とカメラが負傷です。大ショック、擦り傷はほったらかしても治りますが、カメラはそうは行きません。また、出費だ。
ツメレンゲは、それなりに生えており、飛ぶなら飛ぶはずなんですが、全然飛びません。
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おかしいなーと思いながら、徘徊していると何かがチラチラ、念願のクロツです。やっぱり居ました。居ることは分かっていたのですが、実際におると嬉しい。これです。
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目的達成、甑型と呼ばれる、特徴あるクロツです。尖った、そして上まで上がった赤が素敵、表のぐっと上がった青が素敵。ミッションクリヤーです。ここのクロツは、ほぼ南限の個体群としてしられています。ツメレンゲ、タイトゴメ、その他名前が分からないマンネングサが生えておりましたが、一番好適な食草はどうやらツメレンゲのようです。図鑑でも、基本はツメレンゲで、食草転換して分布を拡大したのであろうと書いてありますが、実地で見てもそう思えます。
これで、一日終了、その他の種類なんでも、見たらどんな顔か知りたいので採ってきてねと頼まれていたのですが、とっても種類数が少ない甑島でした。宿に戻って一日終了です。さて、ホテルですがとっても近代的、インターネットも備えられており、ちょこっとおなじみのサイトにコメントを入れることができました。食事も大変おいしゅうございました。刺身も地元のものだそうです。朝食のときにおいしかったきびなごの一夜干しをお土産に買って、自宅で食べたのですが、何だか味が違う。地元のものを地元で食べると美味しいという何時もの事例をまた、繰り返しました。

さて、2日目、5月2日です。今日は昨日に比べると何ぼかましな天気の朝でした。予報では、徐々に回復するとか。
昨日とは違ったルートを選択して、昨日の崖方向に向かうことにします。橋を渡った別場所が今回の目的地です。中甑(地名)を通過しましたが、ここがこの島の中心地のようです。学校、郵便局などがありました。
昨日の経験で、草の生えていない崖にクロツがいることが分かったので、途中気にしながら走っていると、コンクリートの壁の向こうに、よさげな崖が見えました。どうだろうと見てみると、ツメレンゲが生えています。クロツを見ることはできませんでしたが、きっとここも発生地なんだと想像されます。こんなもろい斜面は、道路に土砂が落ちてくるため何らかの処理が必要です。コンクリートべったりに覆われるとクロツが住むことはできません。そうして、発生地がいくつも消失していると聞きますが、ここのように防御壁だと、とってもクロツにやさしい。甑島のやり方に大賛成です。

目的地の崖では、少ないながらクロツを見ることができました。ここの個体数はこんなものだろうか?環境的にはもっといてもおかしくないのです。このことから、甑島のクロツは、狭い場所にとどまらず、かなり移動しているのではなかろうか?と思えてしまいます。もろい崖を生息地としているため、一部が崩壊したとしても、子孫をつないで行く知恵なのではなかろうか?と。単に天気が今一歩のために、あまり飛ばなかっただけかもしれません。

クロツを終了して、どんな島だろうか?と車で走ってみました。まず、腹ごしらえです。コンビニは当然無く、中甑にAコープを発見。オリジナル弁当なるものを購入しました。トマトがむちゃくちゃ甘かった。観光資源は当然自然です。森もかなり原生林っぽく、面白い虫が住んでいると聞きます。アザミの花が沢山咲いていたので、なにか来ていないかと見ながら、舗装された林道に入りました。飛ぶ蝶は少数です。目撃・採集できた蝶は、
①タテハチョウ科:ルリタテハ、アカタテハ、イシガケチョウ
②マダラチョウ科:アサギマダラ
③テングチョウ科:テングチョウ
④ジャノメチョウ科:ヒメウラナミジャノメ
⑤シジミチョウ科:サツマシジミ(多分)、ベニシジミ、ヤマトシジミ
⑥アゲハチョウ科アオスジアゲハ、カラスアゲハ、ナガサキアゲハ、クロアゲハ、モンキアゲハ、アゲハ、キアゲハ、ジャコウアゲハ
です。
この中で、ジャコウアゲハ・カラスアゲハは、島ごとに違うと言うと聞きますので嬉しかった種です。甑のカラス、ジャコウの評価はどのくらいか知りたいところです。

走行しているうちに、船の時間が近づいてきた為、レンタカーを返却して終了です。感じが分かったので、秋にまた週末甑を実行したいと思います。タイツもいると聞きますので、次回のターゲットとしたいと思います。
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by shimabito2 | 2006-05-02 22:44
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