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05年11月12日
クロツバメシジミが終わって、親蝶は来年まで待つしかありません。今日は、昨日の雨が嘘のようによい天気でした。強制採卵させたクロツバメシジミの幼虫が大きくなってきたので、クロツバメシジミ未分布&沢山ツメレンゲが生えている広島まで行ってきました。未分布と言われているエリアで見つけると飛び離れた場所での新産地ですし、居ないということは飼育している個体の産地が混じらず区別ができるというメリットがあります。 餌だけで広島まで?、いえいえ、私的新産地のゼフの卵を探しました。 ①ヒサマツミドリシジミ。かつての大珍品ですが、生態が明らかになってそんなに少ない種ではない事がわかっています。でも、個人的には珍品のイメージがあり、ダークグリーンの姿はとっても魅力的。 探す木はウラジロガシ。渓谷に張り出した枝が狙い目になります。この蝶は産卵する木にこだわりがあり、有る木には沢山、無い木にはないと言われています。今回は崖に斜めに生えおり、木そのものは大きいのですが、道路からはそんなに高くありません。(木登りは必要です。)葉が茂って勢いのある枝が好みであることがわかりましたが、残念ながら、付いている木でも、卵はパラパラという状況でした。 これが卵が付いているウラジロガシです。 ②オナガシジミ。この蝶の採卵は初体験でした。探す木はオニグルミ。幼木があると付いていると聞きますが、オニグルミはすぐに大きくなるため、小さな木なんて簡単には見つかりません。探す場所は一番下の枝の表面です。注意点はオニグルミはとても折れやすい事。登ると危険ですので、下から枝を引っ張って、卵を探します。枝を落とせば簡単ですが、今後のことを考えると枝落としは避けるべきだと考えます。お持ち帰りはカッターで表面を削ってきました。これがオニグルミです。既に、葉を落としていました。 ハヤシミドリシジミとの判定でした。あなたの産卵位置と違うでしょ!と言いたいが、生き物相手、文句は言えません。
by shimabito2
| 2005-11-12 19:56
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